ショットガンのように生きて 流星のように死にたい

楽しく元気にきゃぴきゃぴ生きて、美しく死ぬのが夢、そんなアラサー女子ブログ

2018★リニューアル&リスタート宣言

前回の投稿からあっというまに1年半が経ってしました。

 

もともと、ロンドンでの暮らしを記録する目的だったこのブログですが、

全く記録できないまま、2017年5月帰国しました。。。

 

2年間で憧れだったイギリスが今まで以上に大好きになってしまい、

本当に泣く泣く帰国しました。サラリーマン世知辛い。。。

 

振り返りになってしまいますが、大好きなイギリスでの想い出を忘れないように、

そしてみなさんにイギリスを大好きになってもらえるように、

旅行やごはんやお土産など、ご紹介していければと思います。

 

きっとゆっくりペースですが、読んでいただけたら嬉しいです。

 

リニューアル&リスタート宣言!!

という意味を込めて、トップ写真を変えてみました。

南西部、イギリスの"モン・サンミッシェル"ことセント・マイケルズ・マウント。

この旅は本当に素敵すぎてオススメだったので、なるべく早くご紹介しますね。

 

あと、こちらもリスタートの意味で、放置してたInstagramを再開。

イギリスでの日々を中心に、1/1より1日1アップ目指してます。笑

興味がある方はフォローいただけたら嬉しいです♡

Annie. N (@annie_0812) • Instagram photos and videos

 

さらにさらに、これまた2年近く放置していた読書日記をリニューアルしました。

イギリス滞在時からお芝居見るようになって、日本でも大ハマり。

読書に加えて、観劇や映画のレビューを付けていきます。頑張ります。

同じような趣味の方いたら、趣味諸説 もよろしくお願いします♡

 

2018年よい年になりますように。

 

 

【UK歩き】 Brighton & Seven Sisters 日帰りひとり旅 (2016.07.16)

イギリスにも夏がやってきましたー!今週奇跡の30℃超え!!半袖最高!!

イギリス人たちは短い夏を楽しもうと、半袖やら上裸やらで街を歩き、公園で日光浴をし、パブでビールを浴びています。

私はもともと日本のあっつ~~~い夏と青空が好きなので、このイギリスの涼しい夏は夏っぽくない!と思うので(過ごしやすいのは事実)、イギリス人同様テンションが上がります。

とにかく夏を感じないと!!と思い、先週の土曜日、朝思い立ってイギリスきってのリゾート地・ブライトンへいってきました。

 

ブライトンといえば、去年のラグビーW杯で「ブライトンの奇跡」「ラグビー史上最大の番狂わせ」と呼ばれ、今でも印象に残った試合No.1としてあげられる日本対南アフリカ戦の会場となった街。

ロンドンからも電車で1時間程度でさくっと行けちゃうので、みんなが大好きなリゾート地として有名です。

 

ブライトン到着

ブライトンは夏にはフェスやったりと、リゾート地らしくお酒飲む若者にも大人気で、電車の中はパリピ的若者もたくさん。みんな夏満喫な露出度高い格好してて、スニーカーに長いパンツにリュック背負った重装備の私、完全に場違い。

そして駅をおりて10分ほど歩くとすぐそこは別世界。。。自分の格好の場違い感に悩む。。。笑

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ロンドンから電車で1時間、駅から徒歩10分でこのビーチ!!最高すぎる!!

イギリスのビーチは日本みたいに砂ではなく石のところが多いので、歩くの大変ですが、座ってもあんまり汚れないのが嬉しい。

すぐ近くにはブライトン・ピアというちょっとした遊園地みたいなのもあります。

私もここの屋台でフィッシュ&チップスを買い、ビーチでランチ…とわくわくしてたのですが、ビーチではカモメの大群たちが食べ物を狙ってます。私もフィッシュ&チップス広げてたら、狙いを定めたカモメにまじで背中キックされて襲われました。怖くてまじで泣きました。そして大声をあげて注目を浴びました。涙

その後、こそこそと隠れるように食べる羽目に。。。ちなみに海沿いの街だけあってフィッシュ&チップスは超おいしいです。

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お目当て!セブン・シスターズ

カモメにおびえながら食事を済ませ、今日の最大の目的地セブン・シスターズを目指します。セブン・シスターズはブライトン、もしくは隣のイーストボーンからバスで1時間ほどのところにある白亜の断崖が見られる海岸線。ブライトンからは、駅前もしくはブライトン・ピア近くの水族館前のバス停から、12番か12A番(12X番)のバスでむかいます。

しかしこの日は絶好のおでかけ日和だったこともあり、バス激混み。こちらのバスは満員だと容赦なくバス停をスルーしていきます。この日も2本くらいバスを見送り、ようやく乗車。バスはSeaford行きじゃないとセブン・シスターズまで行かないので要注意です。また、ロンドンのOyster Cardは使えず、事前にチケットを買うかその場で現金払い。

セブン・シスターズにむかうまでも海沿いの道が多いので、むかって右側に乗ると景色が楽しめます。ブライトンの住宅地もとってもおしゃれで、海から離れると少し小高い丘っぽくなっていて緑にもあふれていて、人気な街である理由がよくわかります。

 

混んでいたこともあり、1時間くらいでSeven Sisters Country Parkで下車。ここで降りるとVisiter Centreが目の前にあります。セブン・シスターズへはここから片道30分程度歩くので、トイレにいっておくのがおススメ!

そしてここでは全体がわかる地図がもらえます。セブン・シスターズに行くにはいくつかルートがあって、1. 対岸の崖の上から全貌を見つつ近くへもいける絶景ルート(ピンク)、2. 白亜の絶壁の真下へいくビーチルート(オレンジ)、3. 白亜の崖の上を歩くルート(青)、などがあります。

私は係りのおじいちゃんに「地球の歩き方」を見せて、「この写真と同じ景色が見れるルートにいきたい」と説明したのですが、おじいちゃんから「一番のオススメは全部が見れるピンクルート!左下の写真の景色が見れるよ!」と力説されたため、ピンクルートでいくことに。

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Vister Centreを出て少し歩くと、パブ?の奥にNational Trustエリアへのfoot pathの入り口があります。そこを一歩入るとその先は一面緑の海…!!ちょうど誰もいなかったので自然独り占め状態。最高すぎて声が出る素晴らしさ。

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こういうところ来ると、やっぱ海より山だよね!!と思います(正確には山ではないけど…)。私はとにかく緑と自然が大好きなので、もうここを歩いてるだけで幸せ。来て良かった。テンション高めに歩いていくと、牛たちもいました。あーこれぞ田舎のイギリス風景。のどか~。

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こんな感じの草原をひたすら歩くと、着きました!崖の上!!セブン・シスターズを見渡す絶景!!まさにedge!この景色はピンクルートの崖の上からじゃないと見れない。

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超写真撮りまくってちょっと休憩して、今度はこの崖をくだってビーチまでおりていきました。ただ、白亜の崖の間近にいくには間にちょっとした川があるので、濡れるの承知で渡るか、最初からオレンジルートで行くかの二択。私はタオルも持ってなかったので川を渡るのは諦めました。真下で見たらまたド迫力なんだろうな~。また今度のお楽しみ。

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再びブライトンへ

名残惜しい気持ちもありますが、この時点でもう16時なのでブライトンへ戻ります。まだまだ日が明るいのでみんなビーチで夏満喫中。信じられないけど、この写真で17時くらいです。

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さて、最後にせっかくなので美味しいシーフードを食べることに。今回ブライトンをあまり歩きませんでしたが、ブライトン・パビリオンを少し海側にいったところにあるMarket Street付近のThe Laneというエリアがオシャレで有名な様子。可愛い外観のにぎわってるレストランにふらりと入り、ムール貝とハーフロブスターパスタを注文。どっちも超おいしかったのですが、パスタだけはイギリス流のぐにょぐにょパスタで残念。。。

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今回時間がなくていけなかったのですが、ブライトン・パビリオンという王宮がすごいステキらしい。ご飯の後もお散歩してたらなんだかんだでブライトン出たの20時過ぎ。

めっちゃくちゃ日焼けして火傷みたいに真っ赤ですが、イギリスの夏を満喫した一日でした!

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実は、去年南ア戦を観戦したとき、勝利に興奮しすぎてカメラを派手に落としたんですが(液晶にヒビが入るレベル)、多分そのときに中にゴミが入ってしまったらしく、右中央に浮かぶゴミが気になる。。。普段はごまかして使ってるんですが、こういう一面の青空や海を撮るとせっかくの景色が台無しです。イギリスの修理屋さんに出すの怖くて放置してますが。。。いずれ編集ソフトで加工するしかないのかなぁ。

 

 

両親ロンドン滞在記 vol.6 - お買い物とあれこれ(最終日)

いよいよ最終日。朝から両親はパッキング、私は眠いなーーーと思いながらぼけーーーっとしてると、けたたましく鳴る私の携帯。実はちょうど仕事でトラブってたため、もしや?!と思って慌てるも、そこには見知らぬイギリスの固定電話番号。

"Hello, XXX? This is Japan Airline..."

まさかのJAL。そして内容は、19時発の両親のフライトが3時間遅れ(!!)でどんなに早くても22時発になること。チェックインは予定どおり空くから早く来てもいいけど待つことになること。いずれにせよ20時までにはチェックインしてほしいこと。これらの内容を超絶ゆっくり(一単語ずつ区切ってる感じ)、かつ超絶丁寧に説明してくれました。

父親が「現地で連絡が取れる番号」に私の携帯を登録していたんですが、これ両親だったらパニックになっちゃって大変だった。笑

 

それにしても日本の航空会社すごくない?電話でこんなに早く連絡くれるなんて…!!おかげで予定よりゆっくり過ごすことができたわけです。当然ですがLCCではこんなサービスないです。たまにテキストくるけど、かなり直前。そして、さらに空港でチェックインするときに驚きのサービスに感動することになるのです。。。

 

 

小説の名場面が再現!シャーロック・ホームズ博物館

そんなわけで時間ができたら、「やっぱりシャーロック・ホームズ博物館にいきたい」と父親からリクエスト。当初は「あんまり小説も読んだことないから…」とリストからはずしていたのですが、博物館の前を通ったこともあり惜しくなった様子。せっかくの旅、後悔してほしくないのでさっそく朝一で向かいました。

シャーロック・ホームズ博物館は、ホームズが住んでいた221b Baker Streetと「思われている場所」にあります。現在のBaker Streetには221bという住所がないのですが、作品中で登場する階段の数などから推定されているそうです。

いつも観光客でものっすごい並んでいるのですが、朝一で来たこともありすんなり入場。チケットは隣のショップで買うのですが、このショップも見応えあります。また、入り口ではホームズの恰好して「221b」のプレートと一緒に写真が撮れます。

 

中はホームズの書斎や、小説の場面を再現した部屋が続きます。ものすごく狭くて、多分入場制限かけながら入れてると思う。私はホームズが好きなので、バイオリンやコカインの注射器、大好きな『まだらの紐』や『赤毛連盟』の再現場面にわくわく。

建物はそんなに大きくないし、30分あれば見れちゃうので、もし興味があればオススメです。入場料がそれなりなので、大して興味ない人にはコスパ悪いかも。

この前ちょうどテレビで『シャーロック・ホームズの大冒険』やってたので、モリアーティ教授にどきどきしました。笑

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花柄だけじゃない!百貨店Liberty

花柄のリバティプリントが有名ですが、リバティそのものは百貨店。チューダー調の可愛らしい建物も人気のひとつ。

1階はステーショナリーやバッグ・アクセサリー、2階・3階が洋服(セレクトショップのようになっている)、4階がキッチン用品やバス・ソーイングなど花柄グッズが豊富。

母親がリバティプリントのティータオルをほしそうにしていたので、お土産にプレゼント。しかしそれ以外はあまり惹かれるものがなかった様子。。。もっとはしゃぐかと思ったので残念。

 

 

クリストファー・レンの傑作、聖ポール大聖堂

フライトも遅れてリバティもあっというまに終わったため、時間ができたので急遽、聖ポール大聖堂へ行くことに。きっと両親も見たら喜ぶんじゃないかなーと思ったのですが。。。結果はそうでもないことになります。笑

とにかく大きくて丸いドームと白い建物、そして入り口の階段で座り込む人々が印象的な聖ポール大聖堂。私も中まで入るのは10年ぶりです。入場料が高いのです。

もちろん内部も素晴らしいのですが、聖ポールといえば塔から一望するロンドンの景色!!その途中ではドーム上部の回廊から聖堂内部を見下ろすこともできます。天気も良いので、塔の上まで登ろうと思ったのですが。。。

回廊までの狭く長い螺旋階段で母親がギブアップ。展望台までは530段あるのですが、まわりを見ているとやはり年配の方はここまでで降りている人も多そう。引き返せるところで戻るのが大事なので、今回はここで断念。

また、大聖堂地下には建築者であるクリストファー・レン自身やウェリントン将軍(ワーテルローの戦いでナポレオンのフランス軍に勝利)の墓碑もあり、ウェリントン将軍の墓碑はさすがに豪華でした!!と、私はかなり興味あったのですが、イギリス史や建築史に興味のない両親は早くハロッズへ行きたさそうでした。。。

と、期待値を持って連れていったわりには不発だった聖ポール大聖堂です。涙 

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買い物の聖地・ハロッズ

というわけで、最後の目的地・ハロッズへ。もちろん目的はお土産購入。ハロッズは本当に大きいうえに、その内装がとってもアラビアンですごいです。

ハロッズはもともと英国御用達も扱うイギリスの老舗高級デパートでしたが、2010年からカタールのファイド家がオーナーとなっているため、内装もそんな感じになっています。現オーナーの息子が、故・ダイアナ妃とともに亡くなったあの方です。ちなみにファイド家と英国王室はいろいろあるようで、現在は王室御用達ですらなくなっています。複雑。

 

さて、ハロッズギフトコーナーへいくと、テディベアやらトートバッグやらたくさんのお土産にあふれています。なんか昔より食品関連のお土産コーナーが縮小されている気がして、本当はここで紅茶やクッキーのお土産を買いたかった両親は無念そうでした。

ハロッズもフォートナム&メイソンも空港内にショップがあるため、足りない分はそちらで買ってもらうことにしてハロッズを後にしました。

 

 

両親の帰国

そんなこんなで帰宅し、パッキングしてのんびりしてから、いざ空港へ。2016年7月現在、パディントン駅周辺は大工事中なのですが、案の定いつも止まるバス停にとまらず、あわあわしながらヒースローエクスプレスに乗車。

そして空港につきJALでチェックインしようとすると、まず外国人スタッフが近づいてきて、フライト遅延について説明してくれました。そしてカウンターへいくと日本人スタッフから再度丁寧な謝罪、そしてなんと!!セキュリティーエリア内のレストランで使える1人10ポンド分のバウチャーをくれたのです!!なにこれ!!日本の航空会社のサービスやばい!!

というわけで、両親は中に入ってからお土産を買って10ポンドの食事を楽しんで、無事に帰っていきました。

 

 

家族をむかえて気づいたこと

1. 私の両親は、やっぱり「日本人的感覚」で生きている人たちだった。

ことばがわからない、というのもあるのですが、YES/NOをはっきり示さないんですよね。路上でフリーペーパー配ってる人とかジプシーの花売りに「笑顔」を向ける。日本だったらその笑顔は「結構です (にこり)」と受け取ってもらえるかもしれない。でも、こっちで笑顔を示したら、ジプシーはぐいぐい来るし、カモになる。父親もあやうくジプシーからお花を受け取りそうで、「だめだめだめ!!」と思わず叫んでしまいました。

「はっきりした態度を示す」って、日本でやっている以上にはっきりやらないと、こちらでは通じないんだよな、と改めて思いました。

 

2.やっぱり日本人は感情を表すのがあまり得意ではないらしい。

これはどちらかというと、去年妹が来たときに感じたこと。妹が来たときは、日帰りでパリに行き、パリ在住のフランス人の友達に案内してもらいました。妹はもともとそんなに感情表現が豊かなほうではなく、どちらかというと常にむすっとしてる印象を受けるのですが(笑)、それもあってかフランス人の友達が何度も妹に「楽しい?」「楽しんでる?」「どこか行きたい?」「どう思う?」って話しかけてるんです。

妹は「楽しい」と言いつつあんまり笑顔じゃなかったり、何を聞かれても「特にない…」「別に…」という感じで、きっとそれが友達を不安にさせていたように思います。

友達は日本語もペラペラで、何度も日本にきており日本人の友達も多いので、そういう日本の感覚を多少はわかっていると思いますが、なんといってももとはフランス人(とスペイン人のハーフ)。やはり物事すばっと言うし、そのへんで歌い出したり、踊り出したりする。笑

ということが何となく気になったので、妹には途中から「楽しいときは思いっきり楽しそうにして」とお願いしました。効果があったのかわかりませんが。

 

でも、やっぱり、はっきりとした表現やおおげさな表現が苦手な人もいるわけで、そのへんが海外環境で適応できるかどうかにもかかわってくるのかな、と思いました。多分、苦痛に感じる人には本当に苦痛なはずだからです。

そう考えると私自身は、こういう感情表現をする環境はわりとあっているのかなーと思います。

改めて、こういうことを考えられたのも、家族がきてくれたおかげですね。

 

いろいろもりだくさんでとっても楽しい一週間でした!疲れた!笑

 

 

 <両親滞在記まとめ>

両親ロンドン滞在記 vol.1 - ロンドン市内観光編 

両親ロンドン滞在記 vol.2 - 大英博物館とロンドン漱石記念館

両親ロンドン滞在記 vol.3 - バース&ストーンヘンジバスツアー 

両親ロンドン滞在記 vol.4 - ウィンザー城

両親ロンドン滞在記 vol.5 - コッツウォルズバスツアー 

 

両親ロンドン滞在記 vol.5 - コッツウォルズバスツアー

いよいよ両親の帰国日も明日に迫り、丸一日過ごせる最後の日。母親の希望でコッツウォルズのバスツアーにいってきました。

「地球の歩き方」じゃなくて、るるぶとかarcoとか抜粋タイプのガイドブックを見てると、ロンドン近郊のオススメの場所として必ず名前のあがるコッツウォルズ。正確には「コッツウォルズ地方」であり、そこに点在する「はちみつ色のレンガ」の建物に囲まれた村・町が人気になっています。

実はすでに一度バスツアーに参加してるので、今回は違う村をまわるツアーを探してこちらに参加してきました。

憧れのコッツウォルズ ハイライト周遊1日観光ツアー<終日/日本語> by [みゅう] | ロンドンの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)

ちなみに以前参加したのは、my busのこちら。

https://mybus-europe.jp/mybus-jp/eBroucher.do?countryCode=GB&cityCode=LON&itemCode=MBL3WA

 

 

第一の村 バーフォード

今回のバスツアーは最初からVictoria駅集合でした。Victoriaは日本でいうと品川みたいな感じ(と個人的には思っている)なので、かなり広いです。観光客への待ち合わせ場所としてはハードル高いような。。。

やっぱり人気ツアーだけあって、先日のバース&ストーンヘンジより参加者が多い。

今回超ラッキーなことに、ゆったりタイプのバスでシート数が少ない分ひとりあたりのスペースが広く、足元超ゆったり!!しかもリクライニングもあって最高でした。笑

 

さて、最初の村バーフォードは私も初めて。「地球の歩き方」にも掲載なし。斜面に沿って建物が建っていて、坂の上から見渡す景色がとってもきれいでした。

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コッツウォルズで人気のHuffkinsというパン屋さんもありました。パンやお菓子も人気ですが、ここはトートバッグが有名!私も写真のピンクを持っていますが、案の定母親が「自分用と妹用に~♪」と購入。

ちなみに季節ごと?にいろんな色のバリエーションがあるそうです。

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第二の村 バイブリー

おそらく全てのガイドブックに載っている、最も有名な村。芸術家のウィリアム・モリス が「イングランドで最も美しい村」と称したことで有名です。

一番の見どころは「アーリントン・ロウ」と呼ばれる石造りの長屋。ここは二度目なのですが、前回より天気が良くて景色がとっても美しかったです。

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他にもマスの養殖が有名で、Trout Farmも見学可能。バスツアーだと時間がなくていけませんが、マスも売ってます。おいしそう。

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アーリントン・ロウ以外も、スワン・ホテルや一般の住宅がとってもきれいで、特に夏はお庭のお花がステキです。

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ちなみにバイブリーにも、日本人はじめものすごくたくさんのツアーが来ていたのですが、「君たちは僕のツアーに参加しているか?」と突如慌てふためくイギリス人お兄さんに話しかけられました。日本人のツアーのアテンドさんらしいのですが、集合時間になってもひとり来ない人がいて、大騒ぎになっていたようです。(後に見つかったらしい)

多分日本の会社が仲介しているツアーだと思いますが、現地ツアーでは時間どおりに来れない人は容赦なく置いていかれます。日本みたいに点呼もしません。はーい時間だよー行くねー、みたいな感じ。現地人も「日本人は時間に忠実」と思っているので、ちゃんと時間は守りたいものです。

 

 

第三の村 ボートン・オン・ザ・ウォーター

「コッツウォルズのベネチア」と呼ばれる川の街。比較的大きくレストランやお店も多いので、バスツアーなどではここで昼食をとるパターンが多いようです。今回のツアーでは、おすすめレストランの書かれた簡単な地図をいただきました。

毎日家で夕食を食べているため、イギリスらしいパブご飯に挑戦してほしく、フィッシュ&チップスが食べれるお店に行きました。ついでに、これまたイギリス名物でありながら食べれていなかったスコーンも注文。しかし… ここのフィッシュ&チップスは油っぽくてイマイチでした。ここはカフェっぽい感じだったのですが、フィッシュ&チップスはハブの方が美味しい気がする。

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 町は川沿いで夏を楽しむ人々でいっぱいでした。川から少し入った路地のほうは、普通の住宅地っぽい感じです。その「普通の住宅地」もはちみつ色なので可愛い。

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第四の村 ブロードウェイ

個人的にはここが良かったかなぁ。ブロードウェイはその名のとおり道の幅が広く、それも昔は宿場町のような感じで栄えており、馬車が頻繁に通ったかららしいです。お買い物ができるアーケードもあって、他の村よりにぎやかな印象。

ここのBroadway Deliがガイドブックにも紹介されていて、野菜とかいろんな地元のものを売っていて、見てるだけで楽しかったです。

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コッツウォルズの村にいくと「マーケットクロス」と呼ばれる、写真のようなもモニュメントをよく見かけます。これは昔このマーケットクロスの下で市場が開かれていた証だそうです。上に十字がついているのは「神のもと不正はしません」という市場の誓約のような意味だそうです。

写真の右手奥のCotswolds Cortsの中にはお店が連なっていて、さらに奥へ抜けると無料トイレもあります。

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こちらはコッツウォルズの茅葺屋根。石造りの町並みにまぎれてました。

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4つの村をまわりましたが、ひとつずつがこじんまりとしているのでどこも45分くらいで町並みを楽しめます。似ているのだけど少しずつ違う特徴を持つ村を比べるのも楽しいですね。

訪問手段は、バスツアーかレンタカー、電車でまわるなら事前に調べて効率よくまわらないと大変です。またマナーハウスやホテルがある村も多いので、お泊りしながらイギリスの村を楽しむのもステキです。

コッツウォルズの村はイギリス人にもとても人気だそうですが、この美しい外観を守るために維持費がものすごくかかるらしく、村暮らしとはいえ出費がすごいらしいです。。。

 

さて、両親は明日帰国。何だかあっというまだったような長いような。明日は最後のお買い物の予定です。

 

 

 <両親滞在記まとめ>

両親ロンドン滞在記 vol.1 - ロンドン市内観光編 

両親ロンドン滞在記 vol.2 - 大英博物館とロンドン漱石記念館

両親ロンドン滞在記 vol.3 - バース&ストーンヘンジバスツアー 

両親ロンドン滞在記 vol.4 - ウィンザー城

両親ロンドン滞在記 vol.6 - お買い物とあれこれ(最終日) 

 

 

両親ロンドン滞在記 vol.4 - ウィンザー城

さて、4日目は私自身が今回一番楽しみにしているウィンザー城!!10年以上前のイギリス旅行でいって、とても感動した記憶。

そして、イギリス人の同僚たちにもウィンザーに行く予定、と伝えると、「ウィンザーは本当にいいところ!」とイギリス人が絶賛する街です。

今年はエリザベス女王90歳、最長在位記録と、英国王室にとってもanniversary yearなので、きっと盛り上がってるに違いない、と勝手にわくわく。

 

ウィンザー城とは

ウィンザー城  にあるとおり、エリザベス女王が週末を過ごす王室所有の宮殿です。900年以上の歴史の中では要塞として使われたことも。

女王滞在時には王室旗、不在時には英国旗が出ていますが、私たちが訪問したときは英国旗が揺られてました。

また、ウィンザー城および敷地内にある聖ジョージ・チャペルは  ガーター勲章 の精神的なよりどころとなっており、勲章の叙任式が開かれたり、ガーター勲章団メンバーのバナーやプレートが飾られている部屋があり、英国王室の歴史を感じることができます。こういうのって歴史好きにはたまんないです。

 

ウィンザー城までの道のり

ガイドブック等を見ると、ウィンザーまでの行き方は2通り。

1. London Paddington → Slough → Windsor & Eton Central

2. London Waterloo → Windsor Riverside

私は今回、1の乗り換えルートで行きました。家からPaddingtonの方が近いのと、Windsor & Eton Centralがお城の目の前なので。

乗り換えが若干不安でしたが、おりて反対側のホームに乗り換えるだけ、しかもSloughからはWindsor & Eton Centralへの専用ラインという感じで、他の駅にとまらないので簡単に行けちゃいます。合計1時間くらい。

Sloughからの電車は進行方向にむかって左側の席に座っていると、途中で窓からウィンザー城が見えます!両親が興奮してたました。私は右側に座って爆睡していた。。。笑

 

駅はレストランやお店が連なるアーケードと一体化していますが、何とも歴史を感じるかっこいい駅舎です。

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そして目の前にはすぐお城…!!

日本人の感覚だと、お城とか宮殿ってもっと格式ばっているというか、我々の日々の生活から切り離された存在に感じるのですが、駅の目の前にすぐこれです。なんというか、それだけ歴史を感じるロイヤル・タウン。f:id:annie_0812:20160715221129j:plain

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いざウィンザー城へ

チケットはオンラインでも買えるので、できれば買っておくのがオススメです。この日は水曜日でしたが観光客でにぎわっており30分くらい並びました。→チケットはこちらから Windsor Castle | Royal Collection Trust

ちなみに、チケットを買った後場内に入るには、空港と同じように手荷物検査があります。液体とかはそのままで大丈夫ですが、上着等は脱ぐよう指示されることもあるので心積もりを。

 

英国王室といえば衛兵交替式!!

そして衛兵交替式といえばみなさんバッキンガム宮殿を思い浮かべると思うのですが、バッキンガム宮殿の衛兵交替式は観光客も多いし、ルートも長い。

実はウィンザー城でも衛兵交替式をやっていて、しかも超超超!!間近で観れるのです。個人的に超オススメ。

ガイドブック等でも "穴場の衛兵交替式" としてよく紹介されています。その時点で穴場なのかどうか… 笑

ウィンザーの場合は、11時から聖ジョージ・チャペルの前の広場。開催日についてはでチェックしておくべし。

Schedule - Changing the Guard - Ceremonial Events - The Household Division - Official site

 

私も両親にどうしてもコレを見せたく、10時ちょい過ぎに着く電車でいったのですが、上記のとおりチケットで並んでしまい、ぎりぎり10:45くらいに広場に着きました。ここは少し坂になっていて坂の下ったところで交替式をやるので、後ろのほうにいてもちゃんと見えます。これもバッキンガムと違っていいところ。

何が何でも最前列のベストポジションで観たい!!という方は早めに行くのをオススメします。

衛兵交替式、結局最初から最後まで見たのですが、めちゃくちゃかっこよくて大興奮!!これぞイギリス!!

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ちなみに、衛兵交替式の時間じゃなくてもそのへんを衛兵が普通に歩いてるので超近くで見れます。私たちも5回くらい出くわしました。かっこええ。

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ウィンザー城みどころ

現在も公式行事で使われるステート・アパートメント、超リアル大人向けドールハウスであるクリーン・メアリー人形館、そしてゴシック様式の立派な聖ジョージ・チャペルには、無料貸し出しの日本語音声ガイドがあります。じっくり聞いてまわると2時間くらいあっというまに経ってしまうので、時間の使い方に要注意。

また、現在はシェイクスピアの没後400年を記念した展示もやっています。

私は英国王室にまつわる物語がとても好きなので、とっても楽しかったです。ガーター勲章団のはなしも今回初めてちゃんと理解したのですが、なんかこう騎士道!って感じでかっこいい。

 

ウィンザー城といえばやっぱりこのラウンド・タワー。お城というか本当に要塞。

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写真でわかるとおり、この日は「え、ここイギリスなの?」っていうレベルの晴天で、優雅な街の雰囲気もあって本当に幸せな気分でした。

ウィンザーといえばもうひとつ、英国随一のパブリックスクール・イートン校があり、私個人は超いきたかったのですが、両親お疲れモードのため断念。また来ます。

また、テムズ川もすぐそこを流れているので、天気がよければ川沿いを散歩したりするのも気持ちよさそう。治安がいいというか、クラシックでとても素敵な雰囲気の街なので、のんびり歩くのも楽しそうです。

 

駅前の交差点にはエリザベス女王の像もあります。そして駅の中には王室の専用電車も飾ってある。

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ちなみに駅のホームからは聖ジョージ・チャペルがちょうど見えました。まさに要塞の中の礼拝堂。

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とにかく天気に恵まれ、両親も歴史ある優美な建築、そして伝統の英国王室ものがたりをとっても楽しんでいました。お土産もたくさん買い込んで。笑

若い人はもちろん、親世代には絶対好まれる観光地だと思うので、ぜひみなさんに行っていただきたい場所のひとつです。

母親は滞在中一番よかった場所、と言っていました。父親はもちろんストーンヘンジ。そして去年きた妹の「一番楽しかった場所」は、フォートナム&メイソンでのお買い物、だったらしい。。。女子。笑

 

Paddingtonに帰ってきて、パディントン・ベアにご挨拶して帰ってきました。イラストと違って痩せてるし眼光鋭いしなんか怖い。

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さて、丸一日使える日は明日が最後。日本人に大人気のあの場所へ、またしてもバスツアーでいってきます!

 

 

 <両親滞在記まとめ>

両親ロンドン滞在記 vol.1 - ロンドン市内観光編 

両親ロンドン滞在記 vol.2 - 大英博物館とロンドン漱石記念館

両親ロンドン滞在記 vol.3 - バース&ストーンヘンジバスツアー 

両親ロンドン滞在記 vol.5 - コッツウォルズバスツアー 

両親ロンドン滞在記 vol.6 - お買い物とあれこれ(最終日)