両親ロンドン滞在記 vol.4 - ウィンザー城
さて、4日目は私自身が今回一番楽しみにしているウィンザー城!!10年以上前のイギリス旅行でいって、とても感動した記憶。
そして、イギリス人の同僚たちにもウィンザーに行く予定、と伝えると、「ウィンザーは本当にいいところ!」とイギリス人が絶賛する街です。
今年はエリザベス女王90歳、最長在位記録と、英国王室にとってもanniversary yearなので、きっと盛り上がってるに違いない、と勝手にわくわく。
ウィンザー城とは
ウィンザー城 にあるとおり、エリザベス女王が週末を過ごす王室所有の宮殿です。900年以上の歴史の中では要塞として使われたことも。
女王滞在時には王室旗、不在時には英国旗が出ていますが、私たちが訪問したときは英国旗が揺られてました。
また、ウィンザー城および敷地内にある聖ジョージ・チャペルは ガーター勲章 の精神的なよりどころとなっており、勲章の叙任式が開かれたり、ガーター勲章団メンバーのバナーやプレートが飾られている部屋があり、英国王室の歴史を感じることができます。こういうのって歴史好きにはたまんないです。
ウィンザー城までの道のり
ガイドブック等を見ると、ウィンザーまでの行き方は2通り。
1. London Paddington → Slough → Windsor & Eton Central
2. London Waterloo → Windsor Riverside
私は今回、1の乗り換えルートで行きました。家からPaddingtonの方が近いのと、Windsor & Eton Centralがお城の目の前なので。
乗り換えが若干不安でしたが、おりて反対側のホームに乗り換えるだけ、しかもSloughからはWindsor & Eton Centralへの専用ラインという感じで、他の駅にとまらないので簡単に行けちゃいます。合計1時間くらい。
Sloughからの電車は進行方向にむかって左側の席に座っていると、途中で窓からウィンザー城が見えます!両親が興奮してたました。私は右側に座って爆睡していた。。。笑
駅はレストランやお店が連なるアーケードと一体化していますが、何とも歴史を感じるかっこいい駅舎です。
そして目の前にはすぐお城…!!
日本人の感覚だと、お城とか宮殿ってもっと格式ばっているというか、我々の日々の生活から切り離された存在に感じるのですが、駅の目の前にすぐこれです。なんというか、それだけ歴史を感じるロイヤル・タウン。
いざウィンザー城へ
チケットはオンラインでも買えるので、できれば買っておくのがオススメです。この日は水曜日でしたが観光客でにぎわっており30分くらい並びました。→チケットはこちらから Windsor Castle | Royal Collection Trust
ちなみに、チケットを買った後場内に入るには、空港と同じように手荷物検査があります。液体とかはそのままで大丈夫ですが、上着等は脱ぐよう指示されることもあるので心積もりを。
英国王室といえば衛兵交替式!!
そして衛兵交替式といえばみなさんバッキンガム宮殿を思い浮かべると思うのですが、バッキンガム宮殿の衛兵交替式は観光客も多いし、ルートも長い。
実はウィンザー城でも衛兵交替式をやっていて、しかも超超超!!間近で観れるのです。個人的に超オススメ。
ガイドブック等でも "穴場の衛兵交替式" としてよく紹介されています。その時点で穴場なのかどうか… 笑
ウィンザーの場合は、11時から聖ジョージ・チャペルの前の広場。開催日についてはでチェックしておくべし。
Schedule - Changing the Guard - Ceremonial Events - The Household Division - Official site
私も両親にどうしてもコレを見せたく、10時ちょい過ぎに着く電車でいったのですが、上記のとおりチケットで並んでしまい、ぎりぎり10:45くらいに広場に着きました。ここは少し坂になっていて坂の下ったところで交替式をやるので、後ろのほうにいてもちゃんと見えます。これもバッキンガムと違っていいところ。
何が何でも最前列のベストポジションで観たい!!という方は早めに行くのをオススメします。
衛兵交替式、結局最初から最後まで見たのですが、めちゃくちゃかっこよくて大興奮!!これぞイギリス!!
ちなみに、衛兵交替式の時間じゃなくてもそのへんを衛兵が普通に歩いてるので超近くで見れます。私たちも5回くらい出くわしました。かっこええ。
ウィンザー城みどころ
現在も公式行事で使われるステート・アパートメント、超リアル大人向けドールハウスであるクリーン・メアリー人形館、そしてゴシック様式の立派な聖ジョージ・チャペルには、無料貸し出しの日本語音声ガイドがあります。じっくり聞いてまわると2時間くらいあっというまに経ってしまうので、時間の使い方に要注意。
また、現在はシェイクスピアの没後400年を記念した展示もやっています。
私は英国王室にまつわる物語がとても好きなので、とっても楽しかったです。ガーター勲章団のはなしも今回初めてちゃんと理解したのですが、なんかこう騎士道!って感じでかっこいい。
ウィンザー城といえばやっぱりこのラウンド・タワー。お城というか本当に要塞。
写真でわかるとおり、この日は「え、ここイギリスなの?」っていうレベルの晴天で、優雅な街の雰囲気もあって本当に幸せな気分でした。
ウィンザーといえばもうひとつ、英国随一のパブリックスクール・イートン校があり、私個人は超いきたかったのですが、両親お疲れモードのため断念。また来ます。
また、テムズ川もすぐそこを流れているので、天気がよければ川沿いを散歩したりするのも気持ちよさそう。治安がいいというか、クラシックでとても素敵な雰囲気の街なので、のんびり歩くのも楽しそうです。
駅前の交差点にはエリザベス女王の像もあります。そして駅の中には王室の専用電車も飾ってある。
ちなみに駅のホームからは聖ジョージ・チャペルがちょうど見えました。まさに要塞の中の礼拝堂。
とにかく天気に恵まれ、両親も歴史ある優美な建築、そして伝統の英国王室ものがたりをとっても楽しんでいました。お土産もたくさん買い込んで。笑
若い人はもちろん、親世代には絶対好まれる観光地だと思うので、ぜひみなさんに行っていただきたい場所のひとつです。
母親は滞在中一番よかった場所、と言っていました。父親はもちろんストーンヘンジ。そして去年きた妹の「一番楽しかった場所」は、フォートナム&メイソンでのお買い物、だったらしい。。。女子。笑
Paddingtonに帰ってきて、パディントン・ベアにご挨拶して帰ってきました。イラストと違って痩せてるし眼光鋭いしなんか怖い。
さて、丸一日使える日は明日が最後。日本人に大人気のあの場所へ、またしてもバスツアーでいってきます!
<両親滞在記まとめ>
両親ロンドン滞在記 vol.2 - 大英博物館とロンドン漱石記念館
両親ロンドン滞在記 vol.3 - バース&ストーンヘンジバスツアー