イギリス社交界の遊び-Royal Ascot (2016.06.18)
ロイヤルアスコット (Royal Ascot) ってご存知ですか?
毎年6月の第三週にアスコット競馬場でイギリス王室が主催する競馬のことです。
イギリスでは、テニスのウィンブルドンや、ロイヤル・レガッタ(ボートレース)、ゴルフの全英オープンに並ぶ、夏の大イベントです。
ロイヤルアスコットは男性はスーツ(タキシード)着用、女性はハット必須などのドレスコードもあり、まさに社交界の遊び!!
絶対に今年やりたいことTop 10に入っていたこのイベント、念願叶っていってまいりました♡
Official Web Siteはこちら → Royal Ascot 2015 New | Ascot
ドレスコード
私は友人たちと Queen Anne Enclosure というカテゴリーのチケットを購入。ちなみに一番お高いのは、Royal Enclosure という名前からしてロイヤルなカテゴリ。
各カテゴリごとにドレスコードが少し違って、ドレスコードを記載したページがあります。
・ハットかそれに準ずる髪飾りを必ず常に着用すること
・チューブトップやストラップ紐タイプは禁止
・パンツの場合フルレングスであること
・おなかが見えるの禁止
・ショート丈禁止
まず社交界っぽいハットなんて持ってません。ワンピースも紺の地味~~~な感じのしかない。去年いった友人いわく、やはり花柄だったり華やかな柄が多いらしい。
ということで、ドレスコードを熟読した後、お洋服購入。
この時期ロイヤルアスコットが開催されることもあってか、デパートにいくとドレスやハット、クラッチバッグなどがたくさん売られていて、見てるだけで楽しい。
いざAscot競馬場へ!!
当日は、9:35 Waterloo発Ascot行きの専用電車でいきました。駅には同じ目的地を目指す華やかな人たちでいっぱい!!
友人を待っている間に、「Nice dress!」と通行人のおばちゃんに言われたり、「一体今日はみんなどこに行くの?」とイギリス人男性に聞かれたり… なぜアジア人に聞く。笑
友人と合流すると、まさかのワンピ―スが色違いというミラクル!!!!笑
しかも友人のは3年くらい前に購入らしい。
電車はゆっくりと1時間くらいかけてAscotへ。途中Twickenhamを通過。今頃愛知では日本代表とスコットランド代表が戦ってるんだよな…と思いを馳せていました。
さて、Ascotに着くと係員さんがすでにロイヤルアスコットモード!!馬!!笑
駅を出て15分くらい歩いていきます。すでにユニオンジャックだらけでテンションあがる!!
この日は天気が悪くてとにかく寒かったのですが、鬱蒼とした林の小道をオシャレな行列がいく様はなんか不思議。
いよいよ見えてきました!思ったより現代的な外観。
荷物検査を受けると、なぜか私のカメラだけひっかかる。ごついやつじゃなくて、ミラーレス一眼なのに…「写真は個人用途でしか使わない」という誓約書にサインさせられました。
ゲートをくぐると陽気な貴族がお迎えしてくれたので、さっそく写真撮影。
中もユニオンジャックだらけ、外庭は食べ物屋さんもたくさん出ていて、みんな超ビール飲んでます。イギリスのイベントにはビールがかかせません。
とにかくみんなの服装見てるだけで楽しい♡外国人のナイスバディにはタイトなワンピースが似合うし、恰幅いい男性のタキシード姿かっこいい!!
馬主や明らかにホンモノの上流階級の方は品のある素敵なドレスやドレスとスーツでうっとり。特に、ハットとドレスがちゃんとペアになってるのは素敵です。
The Royal Procession
さて、腹ごしらえをした後(こんなときでも売ってるのはハンバーガーとホットドッグ!)、13:50から始まる女王のパレード The Royal Processionを間近で見るためにパドックで場所取り。今年は女王90歳、エディンバラ公95歳という節目の年。
待ってる間に前にいたイギリス人の少年も、きっちりスーツにトレンチコート着てて可愛すぎた。
また、上級階級(と金持ち)しか入れないフロアからは、これまた素敵にタキシードを着こんだ紳士たちが、我々庶民を見下ろしています。カメラ構えたら気づいて手振ってくれたけど、きっと「ハロー、庶民たち!」と思われてたんでしょうねw
時間が近づくと、Irish Guardsによる演奏が始まりました。Beatlesとかやっててさすがイギリス。
この後ジョッキーの紹介などがあり、スクリーンでロイヤルアスコットの歴史が紹介されました。そしていよいよ女王の馬車の様子が映し出されると一斉に歓声があがります。賭けの対象にもなる女王のドレス、今日は青でした。私的には薄い色かと思ったので意外!!
そしてついにパドックへ!!写真は携帯動画のキャプチャなのですごい粗いですが、前の方で待った甲斐ありめちゃめちゃ近い!!みんなが「クイーン!」「ウィリー!」と叫んでいます。
先頭馬車にはエリザベス女王とフィリップエディンバラ公、2番目の馬車にはウィリアム皇太子とカミラ夫人が乗ってました。
その後、第一レースの馬たちがパドックへ。みんなめちゃめちゃかっこいい…!6番の馬がすごい興奮していて、見てるこっちがドキドキしました。ちなみにこの8番は、アメリカのISOMERという馬。
第一レースに賭けてみる
というわけで、さっそく第一レースに賭けてみます。日本でも競馬は一回しかやったことがない超初心者なので全くやり方わかりませんが、友人が教えてくれた「上位2位に入る馬を2頭以上選ぶ」という賭け方(だったはず…)に挑戦。
これは、組合せに賭けるので、例えば3頭に1ポンドずつ賭けると、1-2, 1-3, 2-3の3通りに1ポンドずつ、となって、全部で3ポンド賭ける、というやり方。賭ける数が増えれば当たる確率は増えるけど、組合せも増えて賭け金増えるのがミソ。
とりあえず最初なのでオッズが高いものを選び、2-3-7に1ポンドずつ、合計3ポンド賭けてみました。
結果がうろ覚えなのですが、どれかが上位に入ったため1.40ポンド戻ってきました。
やり方がわかったところで、G1の第四レースまでは競馬場に出て観戦。めちゃめちゃ人がいてやばい。そしてめちゃくちゃ寒い。多分気温15度くらいだった。。。
ちょうど王室閲覧席に女王がいました!青いドレス見えますか?
第四レース The Diamond Jubilee Stakes
この前の第三レースには女王所有の馬が出ていたのですが、なんと見事1位になり会場大盛り上がり!女王の嬉しそうな様子もモニターに映ってました。
G1にあたる第四レースでは、オッズ高めの馬を中心に賭けたのですが、一番人気だった5番がまさかの入賞外、事前予想と全然違う結果になり、見事当てた友人たちは結構設けてました。私は賭け事の才能がないらしい。
そんなこんなで競馬と上流階級気分を味わってきました。
日本ではあまりイメージのよくない(?)競馬も、イギリスでは上流階級の遊びなんだなぁと、本当に異文化体験をした一日。
最後に友人との奇跡の双子コーデをご紹介。笑